ビル管理士試験 H22年 問86 問題と解説

 問 題     

壁における2室間のオクターブバンド周波数毎の音圧レベル差が、125Hzで35dB、250Hzで43dB、500Hzで45dB、1,000Hzで48dB、2,000Hzで50dB、4,000Hzで50dBであった。この壁の遮音等級として、最も適当なものは次のうちどれか。

次の図の音圧レベル差に関する遮音等級の基準周波数特性を用いて求めよ。

  1. Dr-30
  2. Dr-35
  3. Dr-40
  4. Dr-45
  5. Dr-50

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

○[Hz]のときに○[dB]と問題文に与えられている通りに図中にプロットしていったのが、下図の赤丸です。各々の点でDrの値を読んでいくと、125Hzと250HzではDr-50、500Hzと1000Hzでは大体Dr-45、2000Hzと4000HzではDr-40のように読み取れるかと思います。

問われているのは「音圧レベル差に関する遮音等級Dr」ですが、音圧レベル差が大きいほどDrも大きくなっています。差が大きいということはそれだけ遮音できているということなので、Drが大きいほど遮音性能が優れているということになります。

ここで、周波数によって音圧レベル差は少しずつ変わりますが、全て周波数で性能を保証する必要があるので、Drは各点の最小値に対応する数値を遮音等級として採用します。

よって、今回の場合はDr-40ということになります。


また、この問題では「音圧レベル差に関する遮音等級(Dr)」が問われていますが、場合によっては「床衝撃音レベルに関する遮音等級(Lr)」が問われることもあります。

解法の考え方は同様なのですが、グラフから拾うべき数値などが異なっていますので、H28年 問87の解説も併せて確認しておくことをお勧めします。

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