問 題
殺虫剤の有効成分や効力特性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 食毒剤の効力は、その喫食性に左右される。
- ピレスロイド剤は、速効性を示すので、飛翔害虫の防除に適する。
- 殺虫剤抵抗性の発達を抑えるためには、殺虫剤をローテーションして使用するとよい。
- 有機リン剤でノックダウンした昆虫は、蘇生する傾向が強い。
- ピレスロイド剤は、一般に魚毒性が高い。
正解 (4)
解 説
選択肢(4)の説明は、「有機リン剤」ではなく、「ピレスロイド剤」に関する説明です。
有機リン剤は神経伝達物質(アセチルコリン)の分解酵素を阻害し、体内のアセチルコリンを過剰にさせる作用があります。急性毒性が強いため、蘇生する確率もあまり高くはありません。
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