問 題
壁体内部結露に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
暖房時の壁体内部結露を防止するには、水蒸気圧が高い側に( ア )が( イ )材料からなる( ウ )を設けることが有効である。
ア イ ウ
- 熱伝導率 高い 断熱材
- 熱伝導率 低い 防湿層
- 熱伝導率 低い 断熱材
- 湿気伝導率 高い 防湿層
- 湿気伝導率 低い 防湿層
正解 (5)
解 説
( ウ )は「断熱材」か「防湿層」が入りますが、結露を防ぐのがこの問題の主旨なので、ここは「防湿層」が入ります。
防湿層で重要となるパラメータは「湿気伝導率」なので、これが( ア )に入ります(熱伝導率は、断熱材について考える際に重要なパラメータとなります)。
残る( イ )については、「低い」が正しいです。
結露を防ぐためには、水蒸気圧が飽和に達さないようにしなければなりません。つまり、水蒸気圧が上がらないようにすればよいので、現状、水蒸気圧が高めになっているところに、湿気伝導率の低い材料からなる防湿層を設けて、それ以上水分が行かないようにします。
ここで湿気伝導率の高い材料を使うと、水分が自由に動き回れることになり、部分的に飽和蒸気圧を超え、結露してしまいます。
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