ビル管理士試験 2023年 問35 問題と解説

 問 題     

振動に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 振動レベルの単位はHzで示される。
  2. 振動は全身に分布する交感神経末端の受容器により知覚される。
  3. 全身振動は、水平振動のみで評価される。
  4. 長距離バスやフォークリフトの運転などにより、局所振動障害が起こる。
  5. 振動を原因とする白ろう病では、指に境界鮮明な蒼白(そうはく)化状態が発生する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(1)は誤りです。振動レベルの単位は、「dB(デシベル)」です。

(2)も誤りです。振動は全身に分布する「知覚神経末端の受容器」により知覚されます。

(3)も誤りです。全身振動は、垂直振動と水平振動に分けて評価されます。

(4)も誤りです。長距離バスやフォークリフトの運転などでは全身が揺れるため、「全身振動障害」が起こります。「局所振動障害」が起こるのは、例えば手持ち工具の使用などが挙げられます。

(5)は正しいです。白ろう病は、手持ち振動工具による指の血行障害で、指に境界鮮明な蒼白化状態が発生します。

以上から、正解は(5)となります。

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