問 題
オゾンに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 水に溶けにくい。
- 紫外線による光化学反応で生成される。
- (公社)日本産業衛生学会は、作業環境におけるオゾンの許容濃度を示している
- 吸入すると肺の奥まで達し、肺気腫を起こすことがある。
- 無臭である。
正解 (5)
解 説
オゾンの基本的性質を問う問題はたびたび出題されています。そのため、本問にある選択肢も含め、以下に示すオゾンの性質をひと通り押さえておきたいところです。
- 水に溶けにくい。
- 特有の臭気がある。
- 吸入すると肺の奥まで達する。
- 紫外線による光化学反応で生成される。
- 光化学オキシダントの主成分である。
- 光化学オキシダントとして、大気の汚染に係る環境基準が定められている。
- 作業環境におけるオゾンの許容濃度が示されている。
- 発生源は、高電圧を利用している機器(静電式コピー機やレーザプリンタなど)である。
- 自然界では、落雷の際の放電で発生する。
以上より、選択肢(5)の「無臭である」が誤っているので、正解は(5)となります。
たとえば「水に溶けやすい」や「赤外線によって生成される」などの文章が誤った記述として出題されることもあるため、上記の性質をよく覚えておいてください。
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