問 題
下の図は、送風抵抗と運転点の関係を示している。この図に関連する、次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
送風機の特性曲線は、グラフの横軸に( ア )をとり、縦軸に( イ )をとって表すと曲線Pのようになる。一方、送風系の抵抗曲線は、同じグラフ上に、原点を通る二次曲線Rとして示される。ここで、2曲線の交点Aは、運転点を示している。
この時、送風系の( ウ )を操作することで、抵抗曲線はR’に変化し、運転点はBとなる。
- ア イ ウ
- 圧力 回転数 インバータ
- 風量 圧力 インバータ
- 圧力 風量 インバータ
- 風量 圧力 ダンパ
- 圧力 風量 ダンパ
正解 (4)
解 説
送風機の特性を表す際、横軸に風量、縦軸に静圧をとってカーブを描きます。これが特性曲線と呼ばれるものです。
よって、( ア )には「風量」が入り、( イ )には静圧という選択肢がないので、それに近い「圧力」を選びます。なお、H30年 問72では静圧か動圧かを問う問題が出題されているので、試験勉強としては「圧力」ではなく「静圧」で覚えておくほうが無難です。
( ウ )について、「ダンパ」というのは、開度を絞ったり開いたりして送風抵抗を上げ下げすることで、風量を調節するための装置です。一方、「インバータ」というのは、周波数を変えることによりモーターの回転数を変化させて風量を制御する装置のことです。
いずれを使っても風量の調節を行うことが可能ですが、特性曲線における送風系の抵抗曲線は、その名の通り送風抵抗に応じて変化する曲線なので、抵抗曲線をRからR’へと移動させるのには、送風抵抗の調整を担うダンパを操作することになります。
よって、( ウ )に入れるべき言葉は「ダンパ」となります。
以上から、( ア )が「風量」、( イ )が「圧力」、( ウ )が「ダンパ」となるので、正解は(4)です。
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