ビル管理士試験 2021年 問141 問題と解説

 問 題     

建築物清掃において一般的に行う日常清掃として、最も不適当なものはどれか。

  1. ドアノブなどの金属類の除じん
  2. エスカレーターのランディングプレートの除じん
  3. 駐車場の除じん
  4. 玄関ホールのフロアマットの除じん
  5. 事務室窓台の除じん

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

作業頻度による分類では、日常清掃、定期清掃、臨時清掃の3通りに分けられます。

  • 日常清掃は、1日1回行う作業です。
  • 定期清掃は、その内容によって週に1回、月に1回、半年に1回など一定の間隔で行う作業です。
  • 臨時清掃は、必要が生じたらその都度行う作業です。

この問題では選択肢の5つのうち4つが日常清掃に該当し、残りの1つが定期清掃または臨時清掃になります。よって、選択肢の中で日常的には汚れなさそうなものを選べばよいということになります。

(1)のドアノブは、普段から人が何度も触るところなので、これは日常清掃で清潔にするのが望ましいです。

(2)のエスカレーターのランディングプレート、(3)の駐車場、(4)の玄関ホールのフロアマットは、いずれも多くの人が土足で踏むような場所なので、汚れやすいです。よって、これらも日常清掃が必要となります。

(5)の事務室窓台は風の通り道になるくらいで、特別汚れやすい場所ではありません。よって、これは定期清掃などの対応で充分です。

よって、正解は(5)となります。

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