ビル管理士試験 2020年 問157 問題と解説

 問 題     

ごみの焼却処理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 800℃以上の高温で焼却されることによって、ごみに含まれる悪臭物質は熱分解される。
  2. ごみの容積は、焼却処理により、5~10%に減容化される。
  3. ごみの重量は、焼却処理により、約15%に減量化される。
  4. 約70%のごみ焼却処理施設で、余熱を利用した発電が行われている。
  5. ごみの焼却処理は、ごみの総処理量の約80%を占めている。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(4)に関して、環境省が毎年公表している「一般廃棄物の排出及び処理状況等について」によると、発電設備を有するごみ焼却施設数は、2018年の実績で全体の35.0%となっています。

(4)に記載された「約70%」には大きく届かないので、これが誤りの記述となります。

この知識自体は重要事項というわけではないので、35%を覚えている受験者は少ないと思います。しかし、余熱利用によって発電を行っているのは都市部の大規模施設くらい…と考えることができれば、(4)の「70%」は高すぎるはずだと判断できます。

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