ビル管理士試験 2020年 問155 問題と解説

 問 題     

清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. エレベータホールにある繊維床のスポットクリーニングは、6カ月に1~2回行う。
  2. 照明器具の定期清掃は、6カ月に1回行う。
  3. エレベータ内壁、手すり、ドア等では、毎日の水拭きや洗剤拭きが重要である。
  4. トイレは、清掃作業により全面的に使用禁止とならないようにする。
  5. 階段の壁面は、他の場所より、ほこりの付着度合いが高い。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)のスポットクリーニングは、汚れが激しい箇所を部分的に洗浄し、床維持剤を塗布するという清掃方法です。「スポット(spot)」には「特定の地点、箇所」といった意味があるので、部分的な箇所を重点的に清掃することを指します。

繊維床の場合、激しい汚れをあまり長い間放置しておくと、パイルの奥に汚れが入り込んでしまい、除去するのが大変になります。そのため、(1)にあるような6カ月に1~2回という頻度ではなく、たとえば週に1回とか月に2回とか、そのくらいの頻度で実施するのが望ましいです。

よって、正解は(1)となります。

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