問 題
床維持剤のドライメンテナンス法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 部分補修がしやすい。
- 前方に進む作業が主体となり、作業の安全性が高い。
- 汚水がほとんど発生しないので、環境汚染が少ない。
- 作業の工程数が少ない。
- ドライバフ法の床磨き機は、床面の土砂やほこりの除去に使用される。
正解 (5)
解 説
ドライメンテナンスには以下の3種類があります。
- ドライバフ法:研磨剤を含まないフロアパッドで磨き、光沢度を回復させる方法。回転数が高いほど光沢度回復が簡単にできるので、超高速床磨き機を使うこともある。
- スプレーバフ法:つや出し作用をもつスプレー液をかけながらパッドで磨き光沢を回復させる方法。
- スプレークリーニング法:床面に塗布されているフロアポリッシュ皮膜に入った汚れを、フロアポリッシュ皮膜とともに削り取る方法。
(5)に関して、ドライバフ法は上記の通り光沢度を回復されるためのもので、床面の土砂やほこりの除去を目的としたものではありません。
むしろ、土砂やほこりがある状態で床磨き機を高速回転をさせると、床が傷だらけになってしまうおそれがあるので、ドライバフ法を行う前に土砂やほこりを除去しておくことが求められます。
よって、正解は(5)です。
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