ビル管理士試験 2020年 問136 問題と解説

 問 題     

衛生器具に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 衛生器具の材質は、平滑な表面をもち、吸水・吸湿性がなく、衛生的であることが求められる。
  2. 給水器具には、給水栓、洗浄弁、ボールタップ等がある。
  3. 衛生器具の分類において、水受け容器の排水口と排水管とを接続するトラップは、付属品に分類される。
  4. 飲料水に接する部分の材質は、人体に有害な成分が溶出しないことが求められる。
  5. 洋風大便器の便座には、プラスチックや木材等が使用される。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)に関して、衛生器具は次の4つに分類されます。

  1. 給水器具 :給水栓、洗浄弁など
  2. 水受け容器:便器、洗面器など
  3. 排水器具 :金具類、トラップ、排水口など
  4. 付属品  :鏡やトイレットペーパーホルダーなど、水と直接関わりのないもの

トラップは排水のために存在する器具なので、排水器具に該当します。

一方、付属品とは、直接的に水が通るものではなく、水回りの場で使用する器具のことです。たとえば洗面所の鏡や化粧棚、トイレのペーパーホルダーなどがこれに該当します。

よって、正解は(3)となります。

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