問 題
防犯・防災の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 防犯用ネットワークカメラは、撮影した高解像度の映像を伝送でき、高画質なシステムを構築できる。
- アクティブセンサとは、人などの発熱体を赤外線で検知し、その発熱体が移動する場合に動作する防犯センサである。
- 夜間無人となる建物の機械警備業務では、異常発生時には25分以内に警備員が駆け付けなくてはならない。
- 大規模事業所においては、従来の防火管理者、自衛消防組織に加えて、大地震などに備えた防災管理者を置くことが必要である。
- 入退室管理システムには、緊急避難時において、電気錠の一斉開錠機能をもたせることが必要である。
正解 (2)
解 説
(2)の説明文は「アクティブセンサ」ではなく「パッシブセンサ」の記述となっています。
アクティブセンサは「アクティブ(能動的)」という言葉から推測できるように、センサ自身から赤外線を放射します。そして、本来なら反射して返ってくるはずの赤外線が、人や物が障害物となって返ってこなかったとき、対象物を検出したと見なします。
アクティブセンサを利用した例としては、自動ドアや自動水道蛇口などが挙げられます。
パッシブセンサは「パッシブ(受動的)」という言葉から推測できるように、人などが発する赤外線をキャッチしたとき、対象物を検出したと見なします。センサが検知できる範囲内を発熱体(人など)が移動することで動作する一方、熱を持たないものには反応しません。
よって、パッシブセンサは防犯センサなどに使われます。
以上から、正解は(2)です。
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