問 題
建築物の防火に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 避難安全検証法や耐火性能検証法は、建築基準法令に定められている性能規定である。
- 火災荷重とは、建物内の可燃物量を木材換算した単位床面積当たりの重量のことである。
- 火勢は、窓などの開口条件によらず、建物内部の可燃物量が多いほど激しくなる。
- 避難経路となる廊下や階段に煙が侵入しないよう、防排煙対策が必要である。
- 特定防火設備とは、シャッタや防火扉等、火災を閉じ込めることができる設備のことである。
正解 (3)
解 説
(3)が誤りの記述となりますが、これは文章から明らかで、簡単な問題だと思います。
というのも、火の勢いに影響を与えるのは建物内部の可燃物量だけでなく、空気の流れ(風の強さ)や酸素の量、そこにある可燃物の素材(燃えやすさ)など、様々な要素が関わってくるためです。
窓などの開口部が広ければ、空気の流れが生まれ、また、酸素が供給されることになるため、一般的に火は勢いを増しやすいです。開口部が狭ければ、その反対になる傾向があります。
よって、正解は(3)となります。
コメント