ビル管理士試験 2020年 問49 問題と解説

 問 題     

流体に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ダクト内気流の静圧と動圧の和を全圧として扱う。
  2. ダクト内における連続の式は、流体の密度、流速、断面積の積が一定となることを意味する。
  3. 開口部の流量係数は、通常の窓では1.2である。
  4. 摩擦抵抗係数は、ダクト内粗度の他、ダクト内気流のレイノルズ数によって変化する。
  5. 管内流れでは、レイノルズ数が4,000程度以上で乱流になる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

答えを先に示すと、(3)の「1.2」が誤りで、正しくは「0.6~0.7程度」となります。

数値を正しく把握しているかどうかはともかく、流量係数は最大で1なので、(3)のように1.2となることはありません。

実際には、開放している通常の窓の流量係数は大体0.6~0.7といわれています。通常のタイプではなく、開口部形状がベルマウスであれば、流量係数が約1.0となります。

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