公務員試験 H30年 国家専門職(食品衛生監視員) No.2食品化学Ⅰ(2)解説

 問 題     

食品成分の反応に関する記述 ①~⑤ について,妥当なものには ○ を,妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

① アミノ・カルボニル反応(メイラード反応)は,温度が低いほど,反応が速やかに進む。

② アミノ・カルボニル反応(メイラード反応)によって生成する褐色物質はメラノイジンである。

③ メラノイジンには高い抗酸化作用が認められている。

④ ストレッカー分解により生成するピラジン化合物は加熱香気の成分である。

⑤ ポリフェノールオキシダーゼによる褐変反応を利用した食品として緑茶が挙げられる。

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
反応が速やかに進む温度が存在します。「低いほど」ではありません。

②は妥当な記述です。
褐色高分子メラノイジンです。

③は妥当な記述です。
味噌の抗酸化作用などで知られています。

④は妥当な記述です。

⑤ですが
緑茶ではなく紅茶が妥当と考えられます。

以上より、①☓、②◯、③◯、④◯、⑤☓ です。
類題)H28No2Ⅰ(2)

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