問 題
次は、トウモロコシ及び雑穀についての特徴や生産に関する記述であるが、A~Eに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
トウモロコシは、子実のデンプンの性質により、幾つかの種類に分類される。A では、中央から頂部には軟質デンプン、側面は硬質デンプンが存在する。B では、子実のほとんどが硬質デンプンで、胚の周囲には軟質デンプンが存在する。
トウモロコシは、コムギ、イネと共に世界の三大穀物の一つとなっている。トウモロコシの生産量が最も多い国は米国で、平成 28 年では、世界の生産量全体の C 程度を占める。
D は、発芽後は湛水条件でも十分に生育が可能であり、子実は、製粉し小麦粉やソバ粉に混ぜて使用されたり、味噌や醤油などの醸造原料に用いられたりする。ジュズダマはDの野生種とされる。
ソバは、日長反応性の差などによって夏型品種と秋型品種に分けられる。このうち、夏播きの栽培に適しているのは、 E である。

正解 (1)
解 説
A はデントコーンです。
B ですが
胚の周囲に軟質デンプンなので ポップコーンです。

C ですが
トウモロコシのおもな生産国は 米国、中国、ブラジルなどです。米国はトウモロコシの世界生産量の約 40% を占めます。C は「4 割」です。
D ですが
ハトムギの野生種がジュズダマです。D は「ハトムギ」です。
E ですが
ソバの種まきは早い所だと4月、遅い所だと8月末頃に行います。早まきするほどよくとれるのが 夏型、遅まきするほどよくとれるのが秋型です。夏播きの栽培は比較的遅い時期の種まきなので、秋型品種が適しています。E は「秋型品種」です。
以上より、正解は 1 です。

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