過去問 H30年 国家一般職(高卒 基礎)No.19解説

 問 題     

図は,我が国における平成25~28 年度のクマ類の出没情報の件数及び四半期ごとの割合について示したものである。これから確実にいえるのはどれか。

1.平成 25 年度 7 ~ 9 月の件数は,平成 26 年度 10~12 月の件数を下回っている。
2.平成 27 年度 4 ~ 9 月の件数は,平成 26 年度 4 ~ 9 月の件数を上回っている。
3.平成 28 年度 10~12 月の件数は,平成 27 年度 10~12 月の件数の3 倍を上回っている。
4.平成 28 年度の件数が前年度の件数を上回っているのは,平年より気温が高い日が前年度より
多かったためである。
5. 4 ~ 6 月の件数についてみると,平成 26~28 年度のうち対前年度増加率が最も小さいのは,
平成 26 年度である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

全体が ◯倍、比率が△倍になっていたら、全体は ◯ × △ 倍 になります。これが基礎知識です

選択肢 1 ですが
H25 7~9月:「9,134 の 49%」と、H26 10~12月:「15,866 の 26%」の比較です。H25 → H26 で注目すれば、件数が大体 1.7 倍、比率が大体 0.5 倍です。全体としては 大体 0.8 ~ 0.9 倍です。H26 10~12 月の方が少ないです。選択肢 1 は誤りです。

選択肢 2 ですが
H27 4~9月:「9,555 の 84%」と、H26 4~9月:「15,866 の 73%」 の比較です。H27 → H26 で注目すれば、件数が大体 1.6 倍、比率が大体 0.9 倍です。全体としては 大体 1.4 ~ 1.5 倍です。H26 4~9 月の方が大きいです。選択肢 2 は誤りです。

選択肢 3 は妥当です。
H28 10~12月:「18,166 の 26%」と、H27 10~12月:「9,555 の 15%」の3倍の比較です。件数が大体 0.5 倍、比率が大体 0.6倍なので、大体 0.3 倍です。3倍しても 0.9 倍なので、H28 10~12 月の方が大きいです。

選択肢 4 ですが
「平年より気温が高い」かどうかは資料外の事情です。読み取れません。選択肢 4 は誤りです。

選択肢 5 ですが
4~6月に注目していくと、H25 → H26 は 件数が大体 1.7 倍、割合が 大体 0.7 倍です。対前年増加率は 大体 1.2 倍です。H26 → H27 は 件数が大体 0.6 倍、割合が 大体 1.7 倍です。対前年増加率は 大体 1.0 倍です。H26 より H27 の方が増加率は小さいです。選択肢 5 は誤りです。

以上より、正解は 3 です。

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