公務員試験 H30年 国家一般職(高卒 技術) No.99解説

 問 題     

建築基準法に関する次の記述の㋐、㋑、㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する㋐の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的としている。

同法には、一般構造・設備や構造強度、防火・避難などに関する建築物が備えていなければならない性能等を確保するために定めている規定と、原則として㋑内の建築物にのみ適用され、高さ制限、用途地域等における制限、道路との接続関係などについて定めている、いわゆる㋒と呼ばれる規定がある。」

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1. 最高 市街化区域及び市街化調整区域 単体規定
2. 最高 都市計画区域及び準都市計画区域 集団規定
3. 最低 市街化区域 単体規定
4. 最低 市街化区域及び市街化調整区域 集団規定
5. 最低 都市計画区域及び準都市計画区域 集団規定

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

建築基準法が定めるのは「最低」の基準です。よって、㋐ は「最低」です。正解は 3 ~ 5 です。

㋑ですが
「㋑内の、、、用途地域等における制限、、、」とあります。用途地域が含まれるということは「市街化調整区域」はありえません。よって、選択肢 4 は誤りです。

㋒ですが
集団規定とは、建築基準法の規定の中で「建築物と都市」の関係について規定しているもののことです。代表例は、敷地と道路に関する基準などです。一方、単体規定は、個々の建築物についての規定です。「道路との接続関係など」に注目すれば、㋒は「集団規定」です。

以上より、正解は 5 です。


類題 H26no99

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