H30年 国家一般職(高卒 技術) No.64 土木基礎力学 解説

 問 題     

同一水平面上に管 A、B があり、水が流れている。図のように、管 A、B に水銀の入った差圧計がつながれ、水銀の水面差が 30.0 cmであったとき、A、B の圧力 pA、pB の差の大きさはおよそいくらか。

ただし、水の密度を 1.00 × 103 kg/m3、水銀の密度を 1.35 × 104 kg/m3、重力加速度の大きさを 10 m/s2 とする。

1. 12.5 kPa
2. 18.5 kPa
3. 37.5 kPa
4. 40.5 kPa
5. 43.5 kPa

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

水圧ときたら P水圧 = ρgh です。

図より
pA と、pB の差が「30.0cm の水銀による圧力」と「30.0cm の水による圧力」の差であるとわかります。

30.0cm の水銀による水圧は、30cm = 0.3m になおして代入すると
P水銀の水圧 = 1.35 × 104 × 10 × 0.3 = 4.05 × 104 = 40.5 k です。※ここで選択肢 4 にとびつかないように!

P水圧 = 1.00 × 103 × 10 × 0.3 = 3k です。

40.5 k – 3 k = 37.5 k です。

以上より、正解は 3 です。


類題 H28no64

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