問 題
炭素鋼の熱処理に関する次の記述の ㋐、㋑ に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「炭素鋼は、同じ組成のものでも加熱や冷却の仕方によって、組織や機械的性質を変化させることができる。このような炭素鋼の熱処理のうち、炭素鋼を硬化させ、強さを増大させるための操作を㋐という。
また、 ㋐ した炭素鋼に靱じん性せい(粘り強さ)を回復させるための操作を ㋑ という。」
㋐ ㋑
1.焼ならし 焼なまし
2.焼なまし 焼入れ
3.焼なまし 焼戻し
4.焼入れ 焼なまし
5.焼入れ 焼戻し
正解 (5)
解 説
㋐は「焼入れ」です。
焼入れで硬くなるのですが、このままだと脆いため、再加熱して硬さを調節し、粘りや強靭性を高めます。この操作を「焼戻し」といいます。英語では「テンパリング」と呼ばれます。㋑は「焼戻し」です。
以上より、正解は 5 です。
類題 H26no42
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