公務員試験 H29年 法務省専門職員 No.14解説

 問 題     

新日本版ミネソタ多面的人格目録(新日本版MMPI)の基礎尺度について,矢田部=ギルフォード性格検査及び日本版モーズレイ性格検査と比較した記述として最も妥当なのはどれか。なお,妥当性尺度とは,虚偽発見尺度等の検査結果の妥当性の高低を測る尺度,臨床尺度とは心気症尺度等の性格特性の強弱を測る尺度とする。

1.新日本版MMPI は,妥当性尺度数,臨床尺度数とも最も多い。

2.新日本版MMPI は,妥当性尺度数,臨床尺度数とも最も少ない。

3.新日本版MMPI は,妥当性尺度数,臨床尺度数とも2 番目に多い。

4.新日本版MMPI は,妥当性尺度数は最も多いが,臨床尺度数は最も多くはない。

5.新日本版MMPI は,妥当性尺度数は最も多くはないが,臨床尺度数は最も多い。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

新日本版 MMPI は、妥当性尺度が ?LFK の4つ臨床尺度が 10 です。矢田部=ギルフォード性格検査は、妥当性尺度がありません。臨床尺度は 12 です。日本版モーズレイ性格検査は、妥当性尺度が 1 つ、臨床尺度は 2 です。従って、新日本版 MMPI は、妥当性尺度数は最も多いが、臨床尺度数は最も多くはありません。

以上より、正解は 4 です。

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