問 題
鉄鋼材料に関する記述㋐、㋑、㋒のうち下線部が妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 炭素鋼は、炭素量が多くなると展延性が小さくなる。
㋑ ステンレス鋼は、クロムを含む鋼であり、耐食性に優れる。
㋒ 鋳鉄は、鋼に比べ融点が高く鋳造性が良い。
1．㋐
2．㋐、㋑
3．㋑
4．㋑、㋒
5．㋒
正解 (2)
解 説
㋐は妥当な記述です。
炭素鋼は、炭素の含有量の割合が増加すると引張強さや硬さが 「増加」 します。すると展延性、つまり伸ばしやすさは小さくなると考えられます。
㋑は妥当な記述です。
ステンレス鋼は鉄にクロムやニッケルを加えた合金です。主にクロムの酸化物の薄い膜が表面を保護します。台所用品や鉄道車両などに用いられます。
㋒ですが
鋳鉄とは、二パーセント以上の炭素を含む鉄合金のことです。鋼よりも含有炭素量が多くなっており、融点は鋼よりも低くなります。よって、㋒は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
類題 H26no42
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