公務員試験 H29年 国家一般職(土木) No.39解説

 問 題     

音環境に関する記述㋐~㋓のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

㋐ 騒音は、構造物の表面の材質等によって大きく反射する場合があるため、平面道路の上部空間に併設される高架道路の床版裏面や掘割道路の壁面において吸音処理を施すことは、騒音対策を行う上で有効である。

㋑ 人間の聴覚は音源の力学的エネルギーが大きくなるほど、エネルギーの変化に対する感度が鋭くなる傾向がある。

㋒ 人間の聴覚は、音の高さ(周波数)に応じて音の大きさの感じ方が変化する。

㋓ 騒音の伝播は、気温、湿度、風向、風速などの気象条件の影響を受ける。

1.㋐、㋑

2.㋐、㋑、㋒

3.㋐、㋒、㋓

4.㋑、㋒

5.㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

記述㋐は妥当な記述です。

記述㋑ですが、めちゃくちゃ大きい音とめっちゃくちゃ大きい音を聞いてもそんなに違いはわからないのでは?

むしろ、寝てる時の静かな環境でわずかに聞こえてくる蚊の羽音について、気になりだすと異様に気になることなどを想起すれば、この記述は妥当ではないと判断できるのではないでしょうか。

以上より、記述㋑は妥当ではないと考えられます。

従って、正解は 3 です。

記述㋒、㋓は妥当な記述です。

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