公務員試験 H29年 国家一般職(電気・電子・情報) No.39解説

 問 題     

次の ㋐~㋓ は整数の集合{2,3,5,7,11,13,17,19,23,29} を格納したデータ構造の例を図示したものである。㋐~㋓のうちのヒープの例のみを全て挙げ,かつ, 2 分探索木の例のみを全て挙げているのはどれか。

ヒープの例 2分探索木の例
1. ㋐  ㋓  
2. ㋐,㋑ ㋓  
3. ㋐,㋓ ㋒,㋓
4. ㋒,㋓ ㋐  
5. ㋓  ㋐

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

ヒープとは「子が必ず親より大きい構造」のことです。従って、㋐、㋑は共にヒープの例として適切です。一方、㋒や㋓はヒープ構造ではありません。

2 分探索木とは「左の子<親<右の子」が常に成り立つデータ構造です。㋒ですが、「17 と 7」、「17 と 19」、「11 と 3」 の関係が 2分探索木構造を満たしていません。

以上より、正解は 2 です。

コメント