公務員試験 H29年 国家一般職(電気・電子・情報) No.24解説

 問 題     

図のような,直流電圧源 V,抵抗線 XY 及び直流電流計 A により構成される回路で,端子 a に流れる電流 I 〔A〕の 1/3 が直流電流計A に流れた。端子 b と抵抗線 XY との接続点をP とすると,XP 間の抵抗線の抵抗値として最も妥当なのはどれか。ただし,直流電流計 A の内部抵抗の値は 6 Ω,XY 間の抵抗線の抵抗値は 12 Ω とする。

1. 2 Ω
2. 3 Ω
3. 4 Ω
4. 6 Ω
5. 8 Ω

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

XP 間の抵抗を x (Ω)とします。 PY 間は 12 – x (Ω)と表されます。以下のような回路として考えます。

キルヒホッフの電流則より、XP 方向には 2I/3 電流が流れると考えられます。つまり、電流は 2:1に分かれて流れています。回路の基本知識の一つとして並列回路において「流れる電流の比は抵抗の逆比」です。従って 2:1 =「6 + (12 – x)」: x となります。選択肢から x = 6 を入れると ちょうど右側も 2:1になります。

以上より、正解は 4 です。

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