公務員試験 H28年 国家一般職(教養) No.17解説

 問 題     

A~Gの7 人が8 km のハイキングコースを歩いた。このコースには,スタート地点から1 km ごとに1 番目から7 番目までの休憩の取れる地点が設置されていた。

各人の休憩を取った状況について,次のことがかっているとき,確実にいえるのはどれか。ただし,A~Gはコースを戻ることはなかったものとする。

  • 各人はちょうど三つの地点で休憩を取った。7 人のうち,いずれの2 人をみても,休憩を取った三つの地点のうち,一つの地点だけが一致した。
  • 休憩を取った地点が三つ連続したのはAのみであった。
  • AとBが最初に休憩を取った地点は1 番目であった。また,Bが最後に休憩を取った地点は5 番目であった。
  • Cが休憩を取った地点は一つ置きであった。また,Cが最後に休憩を取った地点は6 番目で,Fもその地点で休憩を取った。
  • Dが最初に休憩を取った地点と次に休憩を取った地点とは連続していた。
  • Eが休憩を取った地点は,いずれも連続していなかった。

1 Cは3 番目の地点で休憩を取った。
2 Dは5 番目の地点で休憩を取った。
3 Eは4 番目の地点で休憩を取った。
4 Fは1 番目の地点で休憩を取った。
5 Gは6 番目の地点で休憩を取った。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

Aは最初に休憩を1番目で取り、三つ連続しているので、1~3で休憩しています。7人のうち、いずれの2人をみても休憩地点は1つだけ一致なので、Bは 2,3 地点では休憩していません。さらに、Bが最後に休憩を取ったのが5番目とあるので、6,7は☓です。

C が最後に休憩をとったのは、6で、一つおきに休憩ということなので、2,4,6で休憩しています。6はFも休憩しています。

Dの最初と次の休憩が連続している、ということから、Aと2つかぶらないようにするために、1,2で休憩していないとわかります。以上の条件を表にまとめると、以下のようになります。

表を見つつ改めて発言を見直してみます。まず、表のBの行に注目すれば、三つの地点で休憩なので、Bの4,5は◯とわかります。

また、そうすると、Dの最初と次は連続している ということなので、最初が4番目はありえません。Bと2つかぶってしまいます。さらに、3連続休憩は A のみなので、Dの最初の休憩が5番目ということもありえません。

よって、Dの最初の休憩は3番目です。そして、Cとかぶらないようにするためには、7番目で休憩ときまります。

また、F は C とのかぶりを考えると、2,4は☓です。ここまでを表に追加します。

Eは連続しない、ということから、1◯とするとA,Bとのかぶりを避けるとどうしても6、7になりますが、連続しないためだめです。2,5,7しかありません。
※3,5,7も D とかぶってだめです。

ここまでで選択肢を検討すれば、選択肢 1~3 は誤りとわかります。

選択肢 4 を検討すると、1,3だと A とかぶり、1,5だと B とかぶるので、F の残りの休憩地点は1,7か、3,5です。

F が 1,6,7と休憩した場合、G の休憩は 3,5,6となります。また、F が3,5,6と休憩した場合、G の休憩は 1,6,7となります。どちらにしても、G は6番目の地点で休憩をとったとわかります

以上より、正解は 5 です。

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