問 題
図のように， 1 階に西口， 3 階に東口を有する地下1 階，地上7 階のオフィスビルがある。Ａ～Ｇの7 人は，このオフィスビルの異なる階にそれぞれ勤務しており，出勤時，退勤時には，東口，西口のいずれかを利用する。次のことが分かっているとき，確実にいえるのはどれか。
- Ａ～Ｇは， 3 階分以上昇るとき，又は， 4 階分以上降りるときはエレベーターを使い，それ以外の昇降には階段を使う。また，出勤時に東口を利用する人は3 人，退勤時に東口を利用する人は4 人いる。
- Ａは，出勤時，退勤時共に西口を利用し，いずれもエレベーターを使う。また，Ａは，Ｃより下の階で勤務している。
- Ｂは，出勤時，退勤時共に同じ出入口を利用し，いずれもエレベーターは使わない。
- Ｃは，退勤時に東口を利用し，出勤時にはエレベーター，退勤時には階段を使う。
- Ｄは，出勤時，退勤時に異なる出入口を利用し，出勤時には階段，退勤時にはエレベーターを使う。
- Ｅは，出勤時，退勤時共に西口を利用し，出勤時にはエレベーター，退勤時には階段を使う。
- Ｆは，出勤時，退勤時共に東口を利用し，いずれも階段，エレベーターは使わない。
- Ｇは，出勤時に東口を利用し，出勤時には階段を使うが，退勤時には階段もエレベーターも使わない。
1．Ａは6 階で勤務している。
2．ＢはＦより上の階で勤務している。
3．ＣはＥの一つ上の階で勤務している。
4．Ｄは地下1 階で勤務している。
5． 2 階には，Ａ～Ｇのいずれも勤務していない。
解 説
A から順に条件を検討していくと、面白いぐらいに決まっていきます。よくできている問題だなぁ、と正直感じました。ただ、本番でこの問に「後少しで解けそう・・・」と感じて、時間を激しく消費しそうな印象です。あくまでも max 6 分でいったん切り上げることが大切です！
A：「オフィス→退勤が西口（１F）でエレベーター」なので、５階よりも上がAのオフィスです。「Cより下」とあるので、７Fではありません。５ or ６F です。C は６ or ７F です。
そして、C の発言に注目すると「退勤時が東口（３F)で階段」なので、Cのオフィスは７階ではありません。以上より、C が 6F、A が 5F です。この時点で選択肢 1,3 が消えます。ここまでを表の形でまとめると、以下のようになります。
B,Dの発言からは絞れないので、E以降に注目します。Eは「出勤時（上り）でエレベーター、退勤時（下り）で階段」なので、４F と確定します。Fは、まさに東口のある階にオフィスがある、と読み取れるので、３Fです。Gは、東口→オフィス = 出口の階 なので、１Fです。
ここまでを表に追加すると以下のようになります。
ここで、退勤時に東口を利用する人は４人なので、B,Dの退勤は東口です。Dに注目すると、西口→階段でオフィス→エレベーターで東口 です。これを満たすのは、地下１Fです。Dが地下 1 階と確定したので、正解は 4 です。
ちなみに、残っているのが 2 or 7Fで、 B はエレベーターを使っていないので 2F です。以上より、表は以下のようになります。
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