公務員試験 H28年 法務省専門職員 No.59解説

 問 題     

結婚及び出産に関する記述A~Dのうち,妥当なもののみを挙げているのはどれか。なお,データは,『平成27 年版厚生労働白書』及び「平成26 年(2014)人口動態統計(確定数)の概況」による。

A.我が国の生涯未婚率* は,2010(平成22)年において,男性で約20 %,女性で約10 % となっており,1990(平成2 )年と比較して上昇している。

B.我が国の平均初婚年齢は,2014(平成26)年において,夫で約26 歳,妻で約25 歳となっており,1990(平成2 )年と比較して高くなっている。

C.我が国の都道府県別の合計特殊出生率は,2014(平成26)年において,沖縄県が最も高く,東京都が最も低くなっている。

D.2013(平成25)年における,我が国と諸外国の合計特殊出生率をみると,米国,フランス,スウェーデンは我が国よりも低かったが,ドイツは我が国よりも高かった。

(注)* 50 歳時点で1 度も結婚をしたことのない人の割合を指す。

1.A,B
2.A,C
3.A,D
4.B,D
5.C,D

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

記述 A は妥当です。
生涯未婚率は上昇傾向にあります。

記述 B ですが
少し低いと感じるのではないでしょうか。 共に 30 歳前後です。記述 B は誤りです。

記述 C は妥当です。

記述 D ですが
米国、フランスは合計特殊出生率が相対的に高めの先進国として知られています。また、スウェーデンも 1.8 近くです。ドイツはやや低めで 1.5 近くです。記述 D は誤りです。

以上より、正解は 2 です。

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