公務員試験 H28年 国家一般職(高卒 技術) No.97解説

 問 題     

ヨーロッパの近代建築に関する次の記述の㋐,㋑,㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「ヴィクトール・オルタやエクトール・ギマールらは,過去の様式を否定して,流れるような緩やかな曲線と曲面,平滑な壁面などを用いて ㋐ という新しい美を追求した。

また,㋑ は,スペインでカサ・ミラのような曲面をもつ建築物をつくり出した。

㋒ は,サヴォイ邸のような鉄筋コンクリート構造の建築物に,ピロティ,屋上庭園,連続窓などを取り入れた作品をつくり出し,近代建築の確立に大きな役割を果たした。」

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1. アール・ヌーボー アントニイ・ガウディ ル・コルビュジエ
2. アール・ヌーボー ウィリアム・モリス フィリッポ・ブルネルレスキ
3. ポストモダニズム アントニイ・ガウディ ル・コルビュジエ
4. ポストモダニズム ウィリアム・モリス フィリッポ・ブルネルレスキ
5. ポストモダニズム ウィリアム・モリス ル・コルビュジエ

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

「流れるような緩やかな曲線、、、」とあるので、㋐は「アール・ヌーボー」です。アール・ヌーヴォーは「新しい芸術」という意味です。植物をモチーフとした流れるような曲線が特徴です。ちなみにポストモダニズムとは1980 年ごろの、近代主義等を批判、脱却しようとする運動のことです。

㋑ですが「スペイン」なので、ガウディです。モリスはイギリス人です。モダンデザインの父と呼ばれます。

以上より、正解は 1 です。
ちなみに、ル・コルビュジエはスイス生まれ、フランスで主に活躍、近代建築三大巨匠の一人と呼ばれる人です。フィリッポ・ブルネルレスキは、ルネサンス期の建築家です。


類題 H26no97

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