問 題
ヨーロッパの近代建築に関する次の記述の㋐,㋑,㋒に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。
「ヴィクトール・オルタやエクトール・ギマールらは,過去の様式を否定して,流れるような緩やかな曲線と曲面,平滑な壁面などを用いて ㋐ という新しい美を追求した。
また,㋑ は,スペインでカサ・ミラのような曲面をもつ建築物をつくり出した。
㋒ は,サヴォイ邸のような鉄筋コンクリート構造の建築物に,ピロティ,屋上庭園,連続窓などを取り入れた作品をつくり出し,近代建築の確立に大きな役割を果たした。」
/ | ㋐ | ㋑ | ㋒ |
1. | アール・ヌーボー | アントニイ・ガウディ | ル・コルビュジエ |
2. | アール・ヌーボー | ウィリアム・モリス | フィリッポ・ブルネルレスキ |
3. | ポストモダニズム | アントニイ・ガウディ | ル・コルビュジエ |
4. | ポストモダニズム | ウィリアム・モリス | フィリッポ・ブルネルレスキ |
5. | ポストモダニズム | ウィリアム・モリス | ル・コルビュジエ |
正解 (1)
解 説
「流れるような緩やかな曲線、、、」とあるので、㋐は「アール・ヌーボー」です。アール・ヌーヴォーは「新しい芸術」という意味です。植物をモチーフとした流れるような曲線が特徴です。ちなみにポストモダニズムとは1980 年ごろの、近代主義等を批判、脱却しようとする運動のことです。
㋑ですが「スペイン」なので、ガウディです。モリスはイギリス人です。モダンデザインの父と呼ばれます。
以上より、正解は 1 です。
ちなみに、ル・コルビュジエはスイス生まれ、フランスで主に活躍、近代建築三大巨匠の一人と呼ばれる人です。フィリッポ・ブルネルレスキは、ルネサンス期の建築家です。
類題 H26no97
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