公務員試験 H28年 国家一般職(電気・電子・情報) No.38解説

 問 題     

あるコンピュータで,乗算命令,移動命令,分岐命令のみからなる評価用プログラムを実行したところ,各命令について1 命令当たりの実行時間及び出現頻度が次の表に示すとおりであり,このコンピュータの処理能力は40 MIPS であった。

このとき,分岐命令の実行時間 X はおよそいくらか。なお,MIPS 値は,コンピュータが1 秒間に実行できる命令数を100 万の単位で表したものであり,コンピュータの処理能力を示す指標として用いられる。

1. 40
2. 45
3. 50
4. 60
5. 80

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

40 MIPS = 40 × 100 万 = 4000 万です。1秒間に 4000 万処理するということは、1処理あたり 1/4000万 = 1/4 × 10-7 = 2.5 × 10-8 = 25 × 10-9 秒 = 25ns と表すことができます。

乗算で 0.5 × 8 = 4 ns、移動で 0.3 × 40 = 12 ns なので、0.2 × X = 9 ns であれば、1処理あたりの平均実行時間が 25ns となり、40MIPS です。選択肢より、 X = 45 とわかります。

以上より、正解は 2 です。

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