問 題
我が国の住宅建築に関する記述 ㋐、㋑、㋒ に対応する語句の組合せとして最も妥当なのはどれか。
㋐ 平安時代に貴族の住宅として用いられた住宅形式で、多数の棟を渡り廊下でつなぎ、また、間仕切壁や几帳(きちょう)などで住宅内を仕切ることで使用目的に合った室を造り出した。
㋑ 接客に用いる主室などに押板違棚などを設けた住宅形式で室を仕切るために引き違い戸が用いられた。
㋒ 建築素材は質素であるが変化に富んだ平面や細部に工夫が凝らされた意匠をもつ住宅形式で茶室建築の特徴を取り入れたものである。
㋐ ㋑ ㋒
1. 寝殿造 書院造 数寄屋造
2. 寝殿造 数寄屋造 書院造
3. 書院造 寝殿造 数寄屋造
4. 書院造 数寄屋造 寝殿造
5. 数寄屋造 寝殿造 書院造
正解 (1)
解 説
㋐ですが
「平安時代」ときたら「寝殿造」です。
㋑ですが
「違い棚」は「書院造」の重要な構成要素の一つです。
㋒ですが
「茶室建築の特徴を」と来れば「数寄屋造」です。数寄屋とは、母屋とは別に建てられた小規模茶室のことです。
以上より、正解は 1 です。
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