問 題
搬送設備に関する記述 ㋐ ㋑ ㋒ のうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
㋐ 油圧式エレベーターは、昇降行程や速度に限度があるため、一般に、低層の建築物に用いられる。
㋑ ロープ式エレベーターは、一般に、昇降路の頂部又は中間部に機械室を必要とするが、長い昇降行程が可能で速度も幅広く対応できる。
㋒ エレベーターは、一般に、エスカレーターに比べて輸送能力が大きい。
1. ㋐、㋑
2. ㋐、㋑、㋒
3. ㋑
4. ㋑、㋒
5. ㋒
正解 (1)
解 説
油圧式の特徴は、建物下部に機械室が必要なことがある、という点です。最近はコンパクトで機械室が不要な形式もあります。
ロープ式の特徴は、速い、比較的静かである点です。かつては建物上部にロープ巻取りのための機械室が必要でしたが、現在は不要になっています。このため現在の主流はロープ式エレベータです。
エレベータとエスカレーターを比較すると、エレベータは各階での停止や人の出入りなど様々な要因による停止時間が含まれます。一方エスカレーターは定速で輸送を行っています。もちろん種々の条件によりますが、一般にエスカレーターの方が輸送能力が大きいと考えられます。
以上をふまえ、選択肢を検討します。
㋐ は妥当な記述です。正解は 1 or 2 です。
㋒ ですが
エスカレーターの方が、一般に輸送能力が大きいと考えられます。
㋑について、「一般に必要」という表現は少し気になるのですが、㋒が明らかに誤りと考えられるので、選択肢 より正しいと判断します。
以上より、正解は 1 です。
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