公務員試験 H27年 国家一般職(土木) No.36解説

 問 題     

道路の線形に関する記述㋐~㋓のうち下線部が妥当なもののみを挙げているのはどれか。

㋐ 道路線形の設計に当たっては、自動車の走行に対する力学的な安全性・快適性や地形条件からみた経済性だけでなく、視覚的・運転心理的にも良好であることが求められる。

㋑ 平面線形の一つである緩和曲線は、車道の屈曲線のうちで円曲線以外の部分における曲線であり、運転者が受ける遠心力に伴う不快感や危険性を緩和するために設けられる。

㋒ クロソイド曲線は緩和曲線の線形として多く用いられており、Rを曲率、Lを曲線長とすると、1/R=CL(Cを定数とする)で表される。

㋓ 道路の縦断勾配が上り勾配から下り勾配へと変化する区間のことをサグといい、勾配の変化による速度低下に起因して周囲の空間よりも交通容量が低下するため、渋滞を招きやすい。

  1. ㋐、㋑
  2. ㋐、㋒
  3. ㋐、㋓
  4. ㋑、㋒
  5. ㋒、㋓

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

記述㋐、㋑は妥当な記述です。

正解は 1 です。

記述㋒ですが、R は曲率「半径」です。よって記述㋒は誤りです。

記述㋓ですが、「サグ」は下りから上りへと変化する区間です。上りから下りではありません。よって、記述㋓は誤りです。

コメント