公務員試験 H26年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅰ(1)解説

 問 題     

寄生虫に関する記述 ①~⑤ について妥当なものには ○ を妥当でないものには × をそれぞれ記せ。

① 有鉤条虫の中間宿主は主にウシでありヒトが最終宿主となる。

② 肝吸虫や肺吸虫による感染症は淡水の生物が原因となって起こる。

③ 蟯虫による感染症はヒトからヒトに感染が進むため施設内での感染に注意する必要がある。

④ アニサキス症は海水魚が原因となって起こる。

⑤ 旋毛虫やトキソプラズマによる感染症は魚介類の生食によって起こる。

 

 

 

 

 

 解 説     

①ですが
有鉤条虫症は、汚染豚肉の摂取が原因である感染症です。従って、有鉤条虫の中間宿主は主にブタです。

②は、正しい記述です。
淡水巻貝や淡水魚などが原因となります。

③は、正しい記述です。
蟯虫による感染症はヒトからヒトに感染が進みます。

④は、正しい記述です。
特にサバなどが有名です。

⑤ですが
旋毛虫やトキソプラズマは、魚介類ではなく、加熱不十分な豚肉が主な感染源です。

以上より、①☓、②◯、③◯、④◯、⑤☓です。

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