公務員試験 H26年 国家一般職(農学) No.20解説

 問 題     

次は花きの花色に関する記述であるがA~Dに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「花には多様な色素が含まれている。化学構造からはA カロテノイド類B に大別される。A は配糖体として存在し液胞に蓄積する。カロテノイド類は疎水性の赤・黄色を呈する色素であり通常は有色体に存在する。B は赤紫・黄色を呈し水溶性で液胞に存在する。遺伝子組換えによる花色の改変も行われておりC 由来の遺伝子を使い既存の品種よりも青色に近い花色の D が作出され市販されている。」

/ABCD
1 フラボノイド・
アントシアニン類
ベタレイン類ペチュニアカーネーション
2 フラボノイド・
アントシアニン類
クロロフィルガーベラバラ
3ベタレイン類
クロロフィルペチュニアバラ
4ベタレイン類
フラボノイド・
アントシアニン類
ガーベラカーネーション
5クロロフィルベタレイン類ペチュニアカーネーション

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     


記述 A,B ですが
クロロフィルは「葉緑素」です。花の色素ではありません。よって、正解は 1 or 4 です。

青に近い花色のカーネーションは、「ペチュニア」由来の遺伝子が用いられています。

以上より、正解は 1 です。

コメント