公務員試験 H26年 国家一般職(高卒 基礎) No.27解説

 問 題     

清朝後期に関する記述A~Dのうち妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。

A:インドから大量のアヘンが流入するようになったのに対し林則徐がアヘンを没収廃棄処分にする強硬な策を採ったことによりドイツとのアヘン戦争が起きた。

B:キリスト教の影響を受けた洪秀全は広西省で蜂起して太平天国と称した。清朝打倒を掲げて運動したが指導者間の争いなどにより次第に弱体化した。

C:義和団は「扶清滅洋」をスローガンに掲げ北京に入城し列国の公使館を包囲した。清朝はこれを支持して宣戦布告したが英米日露などの列国側は義和団と清軍を破った。

D:清朝が列国からの借款を得るため民有鉄道の国有化を発表すると各地で反対が起こり清朝から独立する省が相次ぎその後南京において袁世凱を臨時大統領とする中華民国が成立した。

  1. A B
  2. B C
  3. C D

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

記述 A ですが、アヘン戦争は、イギリスと中国の戦争です。ドイツではありません。よって、記述 A は誤りです。

記述 B,C は、妥当な記述です。

記述 D ですが、中華民国の臨時大統領は「孫文」です。

以上より、妥当な記述は B,C です。正解は 3 です。

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