問 題
鉄筋コンクリート構造に関する記述㋐ ㋑ ㋒のうち妥当なもののみを全て選び出しているのはどれか。
㋐ 鉄筋コンクリート構造は圧縮に強い鉄筋と引張力に強いコンクリートの特性を十分に発揮させるように両者を組み合わせた一体式構造である。
㋑ 鉄筋とコンクリートの付着強度は丸鋼より異形鉄筋を用いた方が大きくなる。
㋒ 耐力壁は上階・下階における位置をずらし下の階の方が少なくなるよう設置する。
1. ㋐
2. ㋐ ㋑
3. ㋑
4. ㋑ ㋒
5. ㋒
正解 (3)
解 説
㋐ですが
「コンクリートは圧縮に強く、引張に弱い」が基礎知識です。「引張に強いコンクリート」ではありません。よって、記述㋐は誤りです。
㋑は、妥当な記述です。
「異形鉄筋」とは、表面に凸凹の突起を付けた棒状の鋼材です。接触する表面積増加に伴い摩擦力が大きくなるため、付着強度が大きくなります。
㋒ですが
耐力壁とは、地震や風などの水平荷重に抵抗する能力を持つ壁のことです。力を均等に伝えるため、上下階の位置をできるだけそろえます。よって、記述㋒は誤りです。
以上より、妥当な記述は ㋑ のみです。正解は 3 です。
コメント