問 題
我が国の都市計画に関する記述㋐~㋓のうち妥当なもののみを選び出しているのはどれか。
㋐ 市街化区域とはすでに市街地を形成している区域及びおおむね十年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域であり市街化調整区域とは市街化を抑制すべき区域である。
㋑ 土地区画整理事業における「換地」とは事業によって街の利用価値が上昇する場合にその受益者が少しずつ土地を提供し合い道路や公園等の公共施設に充てることである。
㋒ 第一種低層住居専用地域や第一種住居地域等の用途地域が指定されるとその用途地域内に立地できる建築物の用途等が制限される。
㋓ 建ぺい率とは建築敷地面積に対する建築物の広さ(床面積の合計)の割合であり容積率とは建築物が建築敷地面積を覆う割合である。
1. ㋐ ㋑
2. ㋐ ㋒
3. ㋐ ㋓
4. ㋑ ㋓
5. ㋒ ㋓
正解 (2)
解 説
㋐は妥当な記述です。特に市街化調整区域の定義についてよく問われるので暗記しておくとよいです。
㋑ですが
「換地」とは、土地区画整理事業が行われる時、整理前の土地の代わりに交付される宅地のことです。記述は「減歩(げんぷ)」についてです。よって、記述㋑は妥当ではありません。
以上より、正解は 2 です。
ちなみに、㋓ですが「建ぺい率」と「容積率」の記述が逆です。
建ぺい率は、土地面積に対する建築敷地面積の割合です。
「土地いっぱいにみんな建物作っちゃったら、ぎゅうぎゅうで防災観点から不適切」なので制限があります。
また、容積率は、土地面積に対する床面積の合計です。
「敷地に対してある程度の建物でも、上に上に、、、と積み上げられると、人口コントロールできない」から制限があります。
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