H26年 国家一般職(高卒 技術) No.67 土木基礎力学 解説

 問 題     

体積 V、質量 m の土試料において、土粒子の体積及び質量がそれぞれ Vs、 ms、 水の体積及び質量がそれぞれ Vw、 mw、空気の体積が Va であるときこの土試料の飽和度 [%] として最も妥当なのはどれか。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

土が出てきたら、土は固体、液体、気体の混合物 が基礎知識です。固体部分が「土粒子」、液体部分が「水」、気体部分が「空気」です。それぞれの部分の質量と体積を分けて考えるのが基本です。ただし、空気部分はすごく軽いので、質量は考えません。

添字の 「s」 は solid、soil の略 で固体、「w」がwater の略で液体、「a」が air の略で気体部分のことです。

飽和度は、Vw/Vv × 100% です。これは基礎知識となります。

分母 Vv は間隙の体積、分子 Vw は水の体積です。間隙における水が占める割合です。飽和度が 100% となると、その土は完全に「固体+水」です。間に空気が全くない土が飽和度 100% です。

「間隙」とは、土における固体部分を除いた部分のことです。「間隙の体積」を記号で表すと 「Vv = Va + Vw」 のことです。

以上より、正解は 5 です。


類題 一般職(土木)H24no28

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