公務員試験 H25年 国家専門職(食品衛生監視員) No.6食品衛生学Ⅱ(1)解説

 問 題     

(1)食品添加物であるソルビン酸に関する、次の記述のⒶ〜Ⓕに当てはまる語句を、語群から選び出し、それぞれの番号を記せ。

「ソルビン酸は、食品のⒶ として利用されておりその作用はⒷ 作用であって広い抗菌スペクトルを有するがⒸ 及びⒹ に対してほとんど効力は期待できない。作用の本態はⒺ であって効果に対するpHの影響は大きくⒻ領域で効果が高い。」

<語群>①防ばい剤, ②保存料, ③酸化防止剤,④静菌, ⑤殺菌, ⑥除菌,⑦乳酸菌, ⑧酵母, ⑨嫌気性芽胞菌, ⑩カビ、⑪解離分子, ⑫非解離分子、⑬酸性, ⑭アルカリ性

 

 

 

 

 

 解 説     

ソルビン酸は食品保存料として用いられる酸性保存料の一種です。pH 酸性領域で特に効果を発揮します。これは非解離分子が活性の本態だからです。作用は菌の増殖を抑える静菌的作用です。カビ、酵母、好気性菌に対してよく効きます。ただし、乳酸菌や嫌気性の菌には効果があまりありません。

以上より
Ⓐ 保存料 ②
Ⓑ 静菌 ④
Ⓒ 乳酸菌 ⑦
Ⓓ 嫌気性芽胞菌 ⑨
Ⓔ 非解離分子 ⑫
Ⓕ 酸性 ⑬ です。

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