公務員試験 H25年 国家一般職(土木) No.37解説

 問 題     

我が国の河川に関する記述ア~エの正誤の組合せとして最も妥当なのはどれか。

ア 準用河川の河川管理者は当該河川の存する市町村の市町村長である。

イ 河川堤防は、原則として盛土により築造することとされている。

ウ 河川を横断する橋梁を建設する場合、洪水の流下を妨げること等を防止するため所要の径間長と桁下高を確保することとされている。

エ 良好な河川環境を保全する必要があるため、河道内の樹木の伐採や堤防の除草は原則として行わない。

  • ア   イ   ウ   エ
  1. 正   正   正   正
  2. 正   正   正   誤
  3. 正   誤   正   誤
  4. 誤   正   誤   正
  5. 誤   誤   誤   正

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

まず 記述エが常識的に考えて明らかに誤りです。良好な河川環境を保全するためには適切に手を加えることが必要であるだろうと考えられます。

従って、正解は選択肢 2 or 3 に絞られます。これにより、記述ア、ウは正しいとわかります。

ちなみに、準用河川とは「一級河川にも二級河川にも指定されなかった河川で、市町村長が公共性の見地から重要と考え指定した河川」のことです。

記述イですが、堤防は盛土により築造することを原則としています。

土堤防は、一般に工費が 安く、劣化しづらく、補修等が容易といったメリットがあります。

以上より、正 正 正 誤 となります。

正解は 2 です。

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