公務員試験 H25年 国家一般職(土木) No.35解説

 問 題     

我が国の都市計画に関する記述ア~ウの正誤の組合せとして最も妥当なのはどれか。

ア 市街化区域は既に市街地を形成している区域であり、市街化調整区域はおおむね 10 年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域である。

イ 都市計画において用途地域を定めた場合は、用途地域に関する都市計画として

建築物の容積率(建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合)を定めなければならない。

ウ 市街化調整区域における開発行為であっても、学校や病院等の公共公益施設の場合は開発許可が不要である。

  • ア   イ   ウ
  1. 正   正   誤
  2. 正   誤   正
  3. 誤   正   正
  4. 誤   正   誤
  5. 誤   誤   正

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

記述アですが、市街化区域とは「すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」です。

市街化調整区域とは「市街化を抑制する区域」です。「おおむね 10 年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」ではありません。

よって、記述アは誤りです。

記述イは、正しい記述です。「用途地域」は住居、工業など市街地の大枠としての土地利用を定めた地域のことです。

記述ウですが、公共公益施設についても許可が必要なものが存在します。よって、記述ウは誤りです。

以上より、誤、正、誤です。

正解は 4 です。

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