公務員試験 H25年 国家一般職(土木) No.18解説

 問 題     

電磁力に関する次の記述のア、イに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「図は、水平面上に平行に並べて固定した導電性のレールを上から見たものである。レールの下には、強力な磁石がN 極を上にして固定されている。また、レールには、図のように電線が接続されている。

レールをまたぐように置かれた導体の棒は ア の向きに動き出す。また、棒に働く力の大きさはレールの間隔を イ。」

  • ア ,       イ
  1. A ,   広げると大きくなる
  2. A ,   広げても変化しない
  3. B ,   広げると大きくなる
  4. B ,   広げても変化しない
  5. B ,   広げると小さくなる

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

電流と磁界があり、動き出しているので「電流、磁界、力の関係」→「フレミングの左手の法則」を思い出します。中指→電流の向き、人差し指→磁界の向きとした時に、親指が力の向きです。

電流の向きですが +から-に流れるので導体の棒に関して下図の方向に流れます。

磁界の向きは、N極から出てくるイメージです。導体の棒を下から上に貫きます。

従って、左手を以下のような感じにすれば、何となく上向きの方と判断できるのではないかと思います。

※電流の向きに中指を合わせようとするとなかなか手首的にきつく、やや左下向きになっています。

従って、向きは A です。

レールの間隔がせまくなると電流を貫く磁束が少なくなります。そうすると力が弱くなります。逆に、レールの間隔が大きくなると電流を貫く磁束が多くなります。すると力は強くなります。

よって、正解は 1 です。

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