公務員試験 H24年 国家一般職(化学) No.2解説

 問 題     

△ABC の辺 AB,BC,CA 上にそれぞれ点 P,Q,R をとる。AP:PB =  2:3、BQ:QC = 3:4、CR:RA = 4:5 であるとき、△APQ と △ARQ の面積の比はいくらか。

△APQ:△ARQ

  1. 12 25
  2. 21 50
  3. 27 50

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

問題文の通り図を書くと、以下のようになります。

三角形の面積比に関する公式が以下になります。

これは基本的知識です。「高さが共通なので、底辺の長さの比がそのまま面積比」ということです。

△ABC の面積を S とおくと、BQ:QC = 3:4より、△ABQ の面積が 3S/7 です。次に、問われている三角形の1つである △APQ に注目します。面積比の公式より△APQ は 2/5 × △ABQ となります。さきほど △ABQ は、3S/7 と出しています。代入すれば
△APQ = 2/5 × 3S/7 = 6S/35 と表すことができます。

同様に、△ACQ の面積は 4S/7  です。△ARQ の面積は、5/9 × △ACQ です。従って △ARQ = 5/9 × 4S/7 = 20S/63 となります。

以上より
△APQ:△ARQ = 6S/35 :20S/63 です。両辺の分母の最小公倍数である 315 をかければ、54S:100S = 27:50 です。

従って、正解は 5 です。

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