公務員試験 おすすめの参考書(電気・電子・情報系)

総評

ドリルと演習シリーズ 電磁気学 は、素晴らしく簡単に理解が深まります!英語学習する時に、わかりやすい訳がついていると英文の理解がはかどるように、電磁気学の重要な例題解説における式展開がとても丁寧、問題パターンも十分豊富に網羅されています。

史上最強図解 これならわかる!電磁気学 は、電磁気学を全く学んだことのない人の1冊目としておすすめです!

スタンダード工学系のベクトル解析 があると、ベクトル解析部分でつまづかない。

書籍のレビュー

ドリルと演習シリーズ 電磁気学

「∫E(r) ・n(r) dS の「・」って、掛け算?あっ、内積だったっけ?」といった、すごく些細、かつ、電磁気の流れと関係ない部分のせいで式の展開が追えず、ピンとこないことが多かった時に、この本と出会いました。

自分にとっていつもとばされていて疑問だった所や、式のイメージ図が、非常に具体的でわかりやすく、正直にいって「こんなに単純なことだったんだ・・・!」と目が覚めるような経験を何度もできて、以降、全力でおすすめしている一冊です。

「本書の執筆にあたって」に、「・・・多くの教科書や演習書の問題解答は、紙面の都合もあるのでしょうが、途中の計算を省いている場合が少なくありません。・・・天下り的な記述をしないように留意しました。」とあります。

本書は A3 版と大きい紙面での冊子となっており、途中の省略が本当に見られません。円柱状の閉曲面を考えた時、ちゃんと 0 になる面についても省略されていなかったりと、本当にわかりやすいです!

  • 途中計算がしっかり略されず、展開を追うのが容易!
  • 問題豊富!
  • 持ち運びには不便かもしれない。

史上最強図解 これならわかる!電磁気学

第1章で「電磁気学を学ぶ前に」があり、ここで電磁気学によく出てくる座標系である円筒座標や極座標、線積分・面積分について、最高にわかりやすく紹介してくれます。このおかげで、全体像を非常につかみやすくなっています。

「ドリルと演習シリーズ 電磁気学」は、演習書を読んでいてピンとこなかった人に最適だと思いますが、「史上最強図解 これならわかる!電磁気学」は、まだ講義等で学んだことがない人の1冊目として、体系をつかむために適しています!

  • 「電磁気学を学ぶ前に」がいい!
  • 電磁気学の体系が身につく
  • 例題や問題演習書ではない

スタンダード工学系のベクトル解析

わずか 100p !コンパクトにベクトル解析の基礎知識、重要例題及び解説をまとめています。

線積分・面積分の計算例も十分にカバーしており、grad Φ 、∇、∫∫といった記号が出てきた時に、さっと該当部分の数ページを見ることで、スムーズに理解ができるようになりました。

各章のはじめに要点まとめ、章末に確認事項と、ただ ページ 数が少ないだけでなく、使い勝手のいい、おすすめの一冊です。

  • 薄い!
  • まとまりがとてもいい
  • 問題数、必要十分。
  • なし