公務員試験 H27年 国家一般職(高卒 技術) No.25解説

 問 題     

熱と電気に関する次の記述の㋐~㋓に当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。

「異なる2種類の金属 A、B を接続して閉回路を作り、二つの接合点に温度差をつけると閉回路に起電力が発生して電流が流れる。この現象を㋐ といい、発生した起電力を熱起電力、流れる電流を熱電流という。この現象は㋑ に利用されている。

また、異なる2種類の金属導体を接続して電流を流すと、一方の接合点では発熱し、他方の接合点では吸熱する現象が起こる。この現象を㋒ という。この現象は㋓ に利用されている。」

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1. ゼーベック効果 熱電対 ペルチェ効果 電子冷却素子
2. ゼーベック効果 バイメタル ペルチェ効果 熱電対
3. ペルチェ効果 電子冷却素子 ゼーベック効果 熱電対
4. ペルチェ効果 熱電対 ゼーベック効果 電子冷却素子
5. ペルチェ効果 バイメタル ゼーベック効果 熱電対

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

温度差→電圧 と変換されるのがゼーベック効果です。逆に電圧→温度差 と変換されるのが、ペルチェ効果です。正解は 1 or 2 です。

㋓に注目すれば、吸熱を利用するものなので、電子「冷却」素子 と判断できるのではないでしょうか。

以上より、正解は 1 です。

ちなみに
「バイメタル」は、熱膨張率が異なる2枚の金属板を接着させたものです。

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