公務員試験 H26年 国家一般職(高卒 基礎) No.15解説

 問 題     

ある工場では、A B Cの3人の従業員がそれぞれ単独で製品を作っている。仮に休まずに製品を作ったとすると1,000個目の製品が作られるのは、それぞれ最短でAとBの2人では42日目、AとCの2人では48日目、BとCの2人では53日目である。

この3人が同日に作り始めかつ3日働くと1日休むこととすれば、1,000個目の製品が作られるのは最短で何日目か。なおA B Cが1日に作る製品の個数はそれぞれ一定でありまた、日をまたいで1個の製品を作ることはしないものとする。

  1. 42日目
  2. 43日目
  3. 44日目
  4. 45日目
  5. 46日目

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

A と B だと・・・、A と C だと・・・といった形式の文章が続いているので「仕事算」と判断します。普通なら全仕事を 1 と置くのですが、本問は 1000 個目の製品がポイントなので、1000 個を全仕事として考えます。

A と B で 42 日目に 1000 個目が作られるということで、1000 ÷ 42 を計算してみます。 1000÷ 42 = 23,… です。1 日で 23 個ずつ作っていると足りないので、A と B は 2 人で、1 日で 24 個作った とわかります。

同様に考えると、1000 ÷ 48 = 20,… なので、A と C は 2 人で、1日で 21 個作った とわかります。 1000 ÷ 53 = 18,… なので、B と C の 2 人で、1 日で 19 個作ったとわかります。

すると (A+B)+(A+C)+(B+C)=24+21+19 = 64 個です。両辺 2 で割れば A + B + C = 32 です。つまり、3 人で作れば、1 日 32 個作れるとわかります。3日働いて1日休むので 40 日経った時点で 960 個できてます。

41 日目で 992 個できるので、1000 個目ができるのは 42 日目です。

以上より、正解は 1 です。

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