問 題
図はある地域における土地の購入金額及び売却金額の推移を主体(国等・法人・個人)別に示したものである。これからいえることとして最も妥当なのはどれか。なお調査年は調査の対象となった年をいう。
- いずれの調査年においても購入金額の総額のうち法人の購入金額が占める割合は5割を超えている。
- 2000年の法人の売却金額を100とした場合他の調査年における法人の売却金額は全て150を下回っている。
- 購入金額及び売却金額において主体別の前回の調査年からの増加率を見ると最も高いのは1991年の法人の購入金額の増加率である。
- それぞれの調査年における個人1人当たりの購入金額及び売却金額を見ると2009年以外は売却金額が購入金額を上回っている。
- いずれの調査年においても個人については売却金額が購入金額を上回っているが法人については購入金額が売却金額を上回っている。
正解 (2)
解 説
選択肢 1 ですが、 1994 年に注目すると、購入金額の総額は 45億円以上です。一方、法人の購入金額は 20.5 億円です。従って、明らかに 5 割を下回ります。
選択肢 2 は、妥当な記述です。2000 年の法人の売却金額は 20.5 億円です。他の年度に注目した時、一番大きな金額は 1991 年の 30.4 億円です。ぎりぎり 1.5 倍以下なので、150 を下回っています。
選択肢 3 ですが、すごい増加しているという点で目立つのは,確かに 1991 年です。法人の購入金額は 30.1 → 43.8 です。よって増加率は 40% 強です。他の主体に注目してみると、国は 4.9 → 10.4 です。これは増加率 100% 強です。明らかにこちらの方が大きいため、選択肢 3 は誤りです。
選択肢 4 ですが、「個人1人当たり」の購入金額はわかりません。個人の人数に変化がないとは読み取れないからです。よって、選択肢 4 は誤りです。
選択肢 5 ですが、 「2009 年の個人」について、明らかに違います。個人の購入金額は 13.0 で、売却金額は 12.0 です。よって、選択肢 5 は誤りです。
以上より、正解は 2 です。
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