R1年 食品衛生監視員 No.1 分析化学Ⅰ(3) 問題と解説

 問 題     

⑶ 0.1 mol/L の CH3COOH 水溶液の電離度を α とする。以下の問いに答えよ。ただし、温度は一定とする。

① この溶液中の CH3COO の濃度を α を用いて表せ。

② この溶液中の CH3COOH の濃度を α を用いて表せ。

③ CH3COOH の電離定数を α を用いて表せ。

 

 

 

 

 

 解 説     

CH3COOH は酢酸です。弱酸の一種です。水溶液中で、以下の式で表されるように電離します。
CH3COOH ⇄ CH3COO + H+

電離前は CH3COOH が 0.1 mol/L
CH3COO、H+ は 0mol/L です。

電離度 α なので
CH3COOH の変化量が 「ー 0.1α」
CH3COO、H+変化量は共に「0.1α」です。


① ですが
CH3COO の濃度は 0.1α mol/L です。

② ですが
CH3COOH の濃度0.1 - 0.1α = 0.1(1 - α) mol/L です。

③ ですが
電離定数を K とおくと
K = [CH3COO][H+]/[CH3COOH] です。これは基礎知識です。

① より、[CH3COO] = 0.1α です。H+ の濃度も同じです。
② より、[CH3COOH] = 0.1(1 - α) です。

従って
K = (0.1α)2/0.1(1 - α)
= 0.1 α2/(1 - α) です。

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