問 題
図は、我が国の食料消費構造の変化と食料自給率の変化を示したものであるが、A~Eに当てはまる品目の組合せとして最も妥当なのはどれか。


正解 (1)
解 説
平成 30 年度の図において自給率が特に低めの A,B にまず注目します。
A,B の違いに注目すると、A は生産額自給率が 43% あり、B の 12% と比較して ある程度国内で生産されていることが伺えます。小麦はほぼ輸入に頼っていることが基礎知識なので、A は小麦ではありません。
また、A の特徴は「生産額自給率 43% あるのに、供給熱量自給率が 3% とやけに低いこと」です。つまり A は 案外国内で生産されているけれど、国民が食べる物に使われているのは輸入品の割合が多いという品目です。砂糖類は国内産がある程度流通して、お菓子などとして食べていると推測されます。つまり A は砂糖類ではありません。
選択肢より
A は油脂類、B が小麦、C が砂糖類です。正解は 1 or 2 です。
D,E は選択肢より魚介類か野菜です。D が 昭和 40 年度と比較するとがくんと自給率が落ちており、漁業と対応していることが伺えます。E の方がある程度、供給熱量でも生産額でも自給率が高く、こちらが野菜です。
以上より、正解は 1 です。

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